まずはこれだけマスター!超重要スキル5選

 

コミュニケーションのスキルってたくさんありますよね。

どこから手をつければいいのか、何を優先するべきなのか、困ってしまう人もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

本当は講座のほうも「今週はこのスキル、来週はあのスキルを練習します」みたいに順序立ててできれば理想的なのですが、それは現実的ではありません…。

 

そこでこの教材では、ハナサクエスト6講座で扱っているスキルの中から

「人並みに会話ができるようになるには、まずはこれらのスキルを優先的に習得しよう!」

という最重要スキルを5つ抜粋して紹介していきます。

 

コミュ障改善までの道筋を考える際に、いまの自分になにが足りないのかを知る際に、ぜひご活用ください!

 

 

①やわらかい表情

 

「6講座で扱っているスキルの中から」と言っておきながら、いきなり外れます(笑)。

 

でも表情はとっても大事。

コミュ障さんはついつい会話スキルばかりに目がいってしまいがちですが、あなたが思っている以上に表情は人間関係を築くうえで大切な要素なのです。

 

心理学の有名な法則に「メラビアンの法則」というものがあります。

聞いたことがある人も多いと思いますが、簡単に解説します。

 

心理学者アルバート・メラビアンは、「感情を伝えるコミュニケーションをとる際、どんな情報に基づいて印象が決定されるのか」を検証しました。

その結果が次の通りです。

  • 視覚情報(見た目、しぐさ、表情、視線)…55%
  • 聴覚情報(声の大きさ、話す速さ、口調)…38%
  • 言語情報(話の内容)…7%

つまり、見た目の印象が一番影響を与えるということです。

 

「言語が7%しかないってウソでしょう?」と思うかもしれませんが、ではちょっと考えてみてください。

 

職場の後輩に仕事のミスを指摘したとき、言葉では「指摘していただき、ありがとうございます」と言っていても、表情や口調がムスッとしていたらどう感じるでしょう?

「本当は感謝してないな」と感じるはずです。

これ、見た目のほうが影響を及ぼしてますよね?

 

今の例のように表情が本心を表しているならいいのですが、問題は無表情なせいで本心が伝わらないときです。

 

とくに笑顔が出せない人は要注意!

あなたがどれだけその時間を楽しんでいたとしても、無表情なままだと相手は「退屈なのかな…」と誤解してしまいます。

これでは会話は盛り上がるわけがありませんよね。

 

人は「よくわからない人」を敬遠します。

スムーズなコミュニケーションを取れるようになりたいのなら、表情で気持ちを表現できるようになりましょう。

 

「自分のぎこちない笑顔が嫌いで、なるべく笑わないようにしています」という人もいるかと思いますが、笑顔は少しの努力で改善できます。

そもそも笑顔が硬くなってしまう一番の原因は、表情筋という顔の筋肉が弱まっていることにあります。

笑顔は口角を上げたり目尻を下げたりと表情筋をフルに使うので、作るのがむずかしい表情です。

普段から表情筋を使っていないとなかなか自然に笑えなくなってしまいます。

 

では、表情筋をつけるには何をすればいいでしょうか?

それはもちろん、筋トレです。

 

家でテレビを見ているときや湯船に浸かっているときなどに、変顔レベルの笑顔を作って耐えられなくなるまでキープしてみましょう。

はじめのうちは30秒でも顔中が痛くなると思いますが、

ひと月も続けていけばだんだん痛みを感じなくなっていくはず。

それが、自然な笑顔が身についた合図です。

 

僕自身、コミュ障で悩んでいたころは笑うと頬がピクピク痙攣してしまうほど表情筋が弱っていて、自分の引きつった笑顔が大嫌いでした。

でも表情筋トレを毎日続けたことで、自然に笑うことができるようになれました。

笑顔が苦手な人も、トレーニングすれば必ず変わります。

 

②イチブンタス(話し方の巻)

 

「よくわからない人」というイメージを持たれがちなコミュ障さんにとって、自己開示量を増やすことは急務です。

 

とはいえ、「実際の会話になると、なにを話せばいいかわからない!」と困っている人も多いのではないでしょうか?

そんな人はまず、質問されたときにちゃんと話せるようになりましょう。

 

質問された場合ならすでにお題は相手が決めてくれているので「何の話をすればいいんだろう…」と迷う必要はありません。

相手のほうから質問してきたことなので「ちゃんと聴いてくれるだろう」という安心感もあります。

だから自分から話を切り出すよりも簡単なのです。

 

さて、あなたは普段、人から質問されたときどんな風に答えてるでしょうか?

 

会話が続かない人には、ある特徴があります。

それは、「質問の答え“だけ”を言って終わりにしてしまう」です。

 

「お住まいはどこですか?」と訊かれたら「横浜のほうです」。

「お仕事は何ですか?」と訊かれたら「SEです」。

あなたもこんな風に、一言さらっと答えておしまいにしていないでしょうか?

 

「質問にちゃんと答えているのに、何が悪いんだ!」と思うかもしれませんが、こんな答え方をすると高確率で会話は終わります。

「質問されたから仕方なく答えました」みたいな、冷めた印象を与えるからです。

 

会話を続けられるようになりたければ、

「横浜のほうです。生まれてからずっと横浜なんですよ」

「SEをやっています。ぶっちゃけ残業時間がヤバいです」

このように補足する一文を加えてみましょう。

 

「あなたと会話する気があります」という意思表示になるので、圧倒的に会話が続きやすくなります。

 

というわけで、人に質問されたときは

この型で答えるように心がけていきましょう!

このスキルが「イチブンタス」です。

 

イチブンタスで付け加える内容としては、「行動」か「思考」がオススメです。

あなたの人間性がより伝わりやすくなります。

 

●「行動」を付け加える

【例】

お酒は苦手です。

社員旅行の飲み会で無理やり飲まされたら体調が悪くなって、翌日ずっとホテルで寝てたことがあります。

●「思考」を付け加える

【例】

お酒は苦手です。

酔って気持ちよくなれる人が羨ましいです。

僕もイヤなことがあった時に「飲んで忘れる」をやってみたい。

 

イチブンタスで答えることによってあなたの話が具体的になり、興味を持ってもらいやすくなります。

その結果、相手が「もうちょっと話を聴きたいな」と思ってくれれば、その後も話すチャンスが自然と巡ってきやすくなるでしょう。

 

③質問お返し(話題探しの巻)

 

「話題が見つからない…」

コミュ障で悩むほぼ全ての人が抱える悩みではないでしょうか?

 

もちろん話題を探す手段もいろいろありますが、(「話題探しの巻」でお伝えしています)

とりあえず一つ、話題を振る手段を覚えるとしたら「質問お返し」がもっとも万能です。

 

質問お返しとは名前の通り、「自分がされた質問をそのまま返す」というスキルです。

例えば相手から「好きな食べ物は?」と質問されたら、その質問に答えたあとで「○○さんはなにが好きなの?」と返す要領です。

簡単ですよね!

 

たったこれだけで、自分で話題を考えなくても「私の話」+「相手の話」という2段構成になるので会話が約2倍長続きします。

 

このようにイチブンタスとセットで使えば簡単に会話が続きますよ♪

 

「訊かれたことは、訊き返すのが会話のマナーである」

それくらいの認識で使ってみてくださいね。

 

④あいづち&オウム返し(聴き方の巻)

 

あいづち&オウム返しには、

「あなたの話、ちゃんと聴いていますよ」

「それは興味深い話ですね」

などのサインを送る役割があります。

 

しっかりあいづちを打ってあげることで、相手は安心して話し続けることができるのです。

逆にあいづちが少なすぎると「聞き流されてるのかな…」と不安になり早めに話を切り上げてしまうようになるので、結果的に会話も途切れやすくなります。

 

コミュ障さんの会話を聞いていると、「あいづちが少なすぎるな〜」と感じる人が実に8割以上です。

もしかしたら「たかがあいづちなんて打っても変わらないよ」と思っている人もいるかもしれません。

でも簡単にできるってことは、ないがしろにしていいってことではないのです。

「一番使う機会が多い」という意味なんですよ。

 

では具体的にどんなあいづちやオウム返しを送ればいいのか?

コツは「不安解消」です。

 

人は基本的に自分のことを話しているときに喜びを感じるものですが、ある不安を感じている状態だと安心して話すことができません。

それが次の3つです。

  1. スルーされないだろうか
  2. 意見を否定されないだろうか
  3. 退屈じゃないだろうか

 

これらの不安を打ち消すようなあいづちを返してあげると、会話はうまく回っていきます。

そこでぜひ使っていただきたいのが、うながすタイプ、みとめるタイプ、おどろくタイプの3つのあいづちです。

 

うながすタイプのあいづち&オウム返し

① 聞いていることを伝えるあいづち

(例)「はい」「ええ」「へぇー」「そうでしたか」

【使用例】

話し役「そういえば昨日なんですけど」

あなた「ええ」

話し役「イオンモールに買い物に行ったんですよ」

あなた「そうなんですね」

② 先をうながすあいづち

(例)「それで?」「それから?」「例えば?」

【使用例】

話し役「今年の夏は色々やりたいことがあるんですよ」

あなた「へぇー。例えばどんなことですか?」

③ 疑問形のオウム返し

(例)「○○ですか?」

【使用例】

話し役「昨日、ショックなことがあったんですよー」

あなた「えっ!ショックなことですか?」

 

 

相手の話をうながすことには「ちゃんと聞いているので続きをどうぞ」というメッセージが込められています。

これはスルーすることと真逆の反応なので、話し役は安心して自分の話を進めることができます。

 

その性質上、話しはじめや、オチに向かう途中などのタイミングで率先して使うべきリアクションです。

話し役が「そういえばね…」などと話しはじめたら、すかさず「はい」や「ええ」など短い相槌を打ってあげましょう。

 

みとめるタイプのあいづち&オウム返し

① 肯定的なあいづち

(例)「わかる!」「その通りですね!」「たしかに!」

【使用例】

話し役「今の時期ってどれくらい着込めばいいか迷うよね」

あなた「そうですね。日が暮れると急に冷えますからね」

② 明るいトーンのオウム返し

(例)「○○ですかー♪」

【使用例】

話し役「週末ディズニーランドに行くんですよ」

あなた「ディズニーランドですかー♪」

 

人は誰しも否定されることを恐れています。

とくに初対面の人やあまり親しくない人の前では「この人は友好的に接してくれるかな…」という不安が大きくなり、本音を出しづらくなります。

そんなときこそ、肯定的なリアクションを率先して送りましょう。

 

意見や気持ちを認めることには「私はあなたを尊重します」というメッセージが込められているので、否定することとは真逆の反応です。

相手の不安を打ち消して冗舌にさせる効果があります。

 

おどろくタイプのあいづち&オウム返し

① おどろきのあいづち

(例)「えーっ!」「へぇー!」「本当ですか!?」

【使用例】

話し役「昨日、街頭インタビュー受けたんですよ」

あなた「えーっ!」

② おどろきのオウム返し

(例)「○○ですか!」「○○なの!?」

【使用例】

話し役「このスニーカー、プレミア価格がついてて3万円もしたんですよ」

あなた「3万円ですか!?」

 

 

おどろくことには「あなたの話は予想外でエキサイティングでした!」というメッセージが込められています。

「予想外=面白い」という意味でもあるので、「退屈だと思われたりしないかな…」という不安を打ち消してあげる効果があります。

 

あいづち&オウム返しはフツーに声がだせる人なら、どんなに口下手でも意識さえすれば必ずできます。

結局は「やる」か「やらないか」の問題です!

 

僕も昔、コミュ障を克服しようと決意して真っ先に始めたことの一つが「あいづちをハッキリ打つこと」でした。

 

僕もそうでしたが、あいづちもオウム返しも少し意識して使う回数を増やしていけば、すぐに習慣づいて自然と口から出てくるようになっていきます。

まだそこまでじゃない自覚のある方は、残念ながらまだまだあいづち不足。

意識して使用頻度を増やしていきましょう。

 

⑤人がら質問

 

質問すれば相手はそれについて話してくれるので、あなたががんばって話さなくてよくなります。

コミュ障さんが手っ取り早く会話を続けられるようになりたいなら、これほど便利なスキルは他にありません。

実際、僕も質問を意識して使うようになってから、会話を続けることが格段に楽になりました。

 

とはいえ、「いつ?」「どこで?」「誰と?」のような5W1Hを埋めるだけのような質問ばかりでは会話は盛り上がっていきません。

相手も職務質問をされているようで、だんだん話すことが億劫になってきます。

 

会話を盛り上げる質問のコツ。

それは、「相手の人間性にフォーカスすること」です。

そんな質問を「人がら質問」と言います。

 

具体的には、次のような質問です。

● 「最近ジョギング始めたんですけど、だんだん楽しくなってきました」という人への質問

  • 「どんなところに楽しさを感じますか?」
  • 「続けていて何か変化はありましたか?」
  • 「はじめようと思ったキッカケはあったんですか?」
  • 「走ってる最中はどんなこと考えてるんですか?」
  • 「いずれはマラソンにも出場したいと思いますか?」

 

5W1Hを聞くような質問と比べると、より会話が広がっていきそうな予感がしますよね。

また、人に注目するといっても、

  • ジョギングをはじめた「動機」
  • どこに楽しさを感じるかという「価値観」
  • 続ける中で相手の身に起きた「エピソード」

など、いろいろな切り口で質問できることに気がついたのではないでしょうか。

 

人がら質問を使うことで「その人ならでは」の話を引き出すことができるので、楽しく話を聞くことができます。

相手の人間性をより深く知ることができるため、今まで以上に親しみを感じるようにもなるはずです。

また相手としても、自分自身に注目してもらえたことに対して嬉しく感じます。

 

人には「注目されたい」「一目置かれたい」という欲求があるため、相手自身にフォーカスすることでその欲求が満たされ、気持ちよく語りはじめることでしょう。

 

おまけ

次にチャレンジしたい中級スキル

  1. コネクトーク(話し方の巻)
  2. マイナス面の人がらオープン(話し方の巻)
  3. 共感メッセージ(聴き方の巻)
  4. 先どり共感(聴き方の巻)
  5. 3つの話題を振る(話題探しの巻)

 

友達になりたい人に使いたいスキル

  1. 悩み相談をする
  2. 興味を寄せて共通点を作る(話題探しの巻)
  3. (内向的な人に)同類であることを認知させる(内向型の巻)
  4. (内向的な人に)あるあるネタを振る(内向型の巻)

 

一回きりでスキルをマスターできる人はいません。

「これは身につけたい」と思ったものは繰り返し実践練習して身体に染み込ませましょう!